【皐月賞】母仔G1制覇へ!ジャンダルム武豊「順調に、描いた通りに来ています」

ジャンダルム

皐月賞に向けて武豊騎手を背に追い切りを行うジャンダルム

11日、皐月賞(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

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前走、弥生賞で3着だったジャンダルム(牡3、栗東・池江寿厩舎)は、武豊騎手を背にCWコースで追われ、4F52.9-38.3-11.4秒をマークした。サトノシャーク(古馬1000万下)を追走スタートから先着。

【武豊騎手のコメント】
「(ホープフルS、弥生賞と中山芝2000mを走ってきた)2000mや輸送とかも初めてで、どういう走りをするかな?という感じで乗ったんですけど、レース前にちょっとイレ込みとかもあったり、レースでも前半に少し力んだり、若干折り合いを欠く場面もありました。次の弥生賞では両方とも改善されていたというか、良いレースができましたね。

(ホープフルSでの折り合い面は距離延長によるものか)1600mを2回走って、初めてだったので、馬も若干の戸惑いがあったと思いますし。ただ、元々そんなに気性的に難しい馬ではないので。どちらかと言うと乗りやすい方に入る馬だと思いますね。(ホープフルS時は新馬戦と比べて14キロ増。成長は感じたか)デビューが9月と割と早かったので、それくらい増えてて欲しいなと思っていたんですけど、良い体になっていましたね。

(ビリーヴの仔ということで距離面の話題も多かったが)きょうだいは短距離で活躍する馬で、お母さんもそうだったんですけど、僕もそれぞれに乗ってきていて、この馬はタイプが違うなというのはデビュー前からありまして。1600mでも、もっと延びても良いなというくらいの感覚でデビュー戦を迎えていましたし、距離に関しては周りで言われているほど僕はそんなに気にはしていないですけどね。(母と似ている点はあるか)お母さんも見た感じ、乗った感じはバリバリのスプリンターという感じではなくて、非常に綺麗な馬で乗り味も凄くしなやかだったので。サンデーサイレンスの仔で非常に良い馬だったので。印象に強く残っている馬ですね。良いスピードも持っていましたけど。

(脚質自在で枠も問わないイメージがありますが)馬込みなんかは全く気にしないですし。前走はとにかくスッと折り合いがついて、着順こそ落としてしまったんですけど、良いレースができました。一戦ずつ乗った感触では馬が成長していることは感じましたし、今日の追い切りも凄く良かったので、デビューからここまでは順調に来たと思いますね。デビュー戦の時に恐らくクラシックでこの馬とパートナーを組むだろうなと思っていたんですけど、現実になって嬉しいですね。(どの辺りに素質を感じているか)もう乗った感触が凄く良いですね(即答)。乗り味が良いってよく言うんですけど、本当に綺麗な走りをする馬ですね。

(追い切りの感触を改めて)先週、先々週としっかりやっているので。今日は800mからですけど、ラストは伸ばしてくださいということだったので、相手を見ながら。今日は距離も短めで、馬場も朝の開場一番で走りやすい状況だったにしても、ゴーサインを出そうとした瞬間に馬が反応してくれましたから、良い動きだなと思いました。(今までに乗った調教の中でも一番?)乗った調教の中では今日が明らかに一番動きが良かったですね。

(今回の皐月賞のポイントは)3回連続で同じ条件で走れるので、そこをプラスにしたいなと思いますし、そういう乗り方にしたいと思っています。中山の2000nはこの馬にとって悪い条件ではないと思いますね。

(弥生賞後はダノンプレミアムをどう負かそうか考えていた?)そうですね。やっぱり直接一緒に走ってかなり強いなと思いましたから。(いなくなって戦国ムードも高まってきたが)レースまでまだ数日あるのでね。まだどうなるか分からないですけど、ジャンダルム自身はここまで、最終追い切りまで順調に、描いた通りに来ていますから。クラシックを勝ってもおかしくない馬だと僕自身は思っていますので、楽しみですね。

(週末は雨予報。悪い馬場での走りはどうか)ん~あまりイメージできないんですけど、どうなんですかねぇ(笑)。できればあまり悪い馬場ではやりたくないなというのは正直ありますけど、これは走ってみないと分からないですね。全くダメな感じもしないですし……。何とも言えないですね。与えられた馬場でやるしかないので。そこは僕が考えてもしょうがないので。

(ビリーヴの仔としてG1初勝利が懸かる。母もジャンダルム自身も人気のある馬)非常に素質を感じる馬ですし、良い感じで皐月賞本番を迎えられそうなので、思い切って乗りたいですね」