【日経新春杯】ハンデ戦で見えた買うべき激アツ2頭(PR)

前走56キロから2キロ減の54キロで出走となるクラヴェル<br>写真提供:競馬ラボ

前走56キロから2キロ減の54キロで出走となるクラヴェル
写真提供:競馬ラボ


2020年が11万馬券、今年と同じく中京芝2200mで行われた昨年が96万馬券と、大波乱決着が続いている日経新春杯(G2)。予想の前に攻略ポイントを確認しておきましょう。

ポイント① 斤量増馬に要注意!

最初に日経新春杯の特徴である、『ハンデ戦』について分析していきます。

大前提として知っておいていただきたいのは、ハンデ戦とは「全ての出走馬に勝つチャンスを与えるため、JRAのハンデキャッパーが決めた負担重量を背負う」というものです。

そのため日経新春杯では過去10年で、『前走から斤量減馬』が8勝をマーク。2017年から現在5連勝中なのをご存知でしょうか?

▼前走から斤量減馬が5連勝中!
21年 ショウリュウイクゾ(7人気)
前走57キロ→53キロ(4キロ減)

20年 モズベッロ(2人気)
前走54キロ→52キロ(2キロ減)

19年 グローリーヴェイズ(1人気)
前走57キロ→55キロ(2キロ減)

18年 パフォーマプロミス(1人気)
前走56キロ→54キロ(2キロ減)

17年 ミッキーロケット(1人気)
前走57キロ→55キロ(2キロ減)

逆に実績的に格上で、直近で好成績を挙げて斤量増となる馬は過去10年でわずか1勝のみ。12年のトゥザグローリーを最後に勝利から遠ざかっています。

今年、前走から斤量増となるのは1番人気が予想されるステラヴェローチェ(前走55→今回57キロ)を筆頭に、アフリカンゴールド(前走54→今回55キロ)、ショウナンバルディ(前走55→今回57キロ)など3頭が該当。過去の傾向から絶対的な存在ではないかもしれません。

ポイント② ハンデ設定で激走馬が分かる

先ほど紹介した前走からの斤量の変化を細かく見ていくと、興味深い傾向が浮かび上がってきます。

▼前走からの斤量減別成績(過去10年)
今回1~1.5キロ減[0-2-1-28]
勝率0% 連対率6.5% 複勝率9.7%

今回2~2.5キロ減[6-4-1-10]
勝率28.6% 連対率47.6% 複勝率52.4%

今回3キロ以上減 [2-0-2-26]
勝率6.7% 連対率6.7% 複勝率13.3%

ご覧のとおり、『前走から2~2.5キロ減馬』が6勝。2着4回と圧倒的な成績を残しています。複勝率も52.4%ですから、約2頭に1頭が馬券になっている計算です。

昨年は唯一の該当馬ミスマンマミーア(13人気)が2着に激走。5年連続で前走から2~2.5キロ減馬が3着以内に好走しています。

日経新春杯はG2とはいえ、厳寒期で馬場も荒れているハンデ戦。本当に強い馬は来週の中山で行われる別定戦のアメリカJCCに出走するため、格下馬にもチャンスが生まれているようです。

ただ、同じ斤量減でも前走から1~1.5キロ減や、3キロ以上減った馬は割引が必要。1キロではハンデ戦の恩恵をほとんど受けられておらず、3キロ以上減った馬は近走成績が悪く、頭打ちになっている可能性があります。

出走メンバーで今年、2~2.5キロ減馬はクラヴェル、ヨーホーレイクの2頭のみ。どちらも大レースで好走歴がある実力馬だけに、激アツのハンデ設定を味方に初重賞制覇の期待が高まります!

ここから先は、より実戦的な攻略法について説明していきましょう。

ハンデの分析が非常に有効なのは確かですが、発表されたのは今週の火曜日です。

つまり、追い切りの動きや当日の馬場傾向、各馬の馬場適性、枠順、陣営が考えている作戦などは一切考慮されていません。

そこで、参考にしてもらいたいのが【 馬券候補5頭 】です。

長年、競走馬を間近で見てきた元調教師が“出走させる側の視点”でジャッジして“レース当日”に公開しています。

上記で挙げたハンデ以外の要素もしっかり加味されています。競馬ファンとは一線を画す視点に注目してみてください。

これがあれば余計に悩むことも、余計に相手候補が増える心配もなくなるはず。

波乱続きの日経新春杯では【 馬券候補5頭 】を活用して馬券的中を狙ってみましょう。
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